前回は 冗談の通じない相手に対してどうすれば良いのか 「どんな人?編」 でしたが、引き続きそういう人とどう付き合えばよいのか?
「付き合い方 編」をご紹介します。
目次
「冗談の通じない人」とどう付き合えばいいの?
否定や馬鹿にしたような冗談はしない
冗談はコミュニケーションの潤滑剤で、あるのと無いのとで集団の雰囲気は全く違ってきます。
場の空気を和ませ、ストレスを緩和し物事を前向きに進ませることができる人というのは貴重な存在と言えるでしょう。
時には物事に対し否定的だったり、馬鹿にしたような冗談も有効ですが、「冗談が通じない人」に対してソレを言ってしまうと逆効果になってしまいます。
普通の人は冗談の意図を理解し、真に受けることなく笑いの種として受け止めるか、受け流すかするのですが、冗談が通じない人は真正面から受け止めてしまい「まるで自分が貶された」ように感じてしまうのです。
そして腹を立てたり、拗ねたりといった行動をおこし、場の空気を悪くするばかりか勝手に孤立してしまいます。
良かれと思って言ったはずの冗談で、状況が悪化してしまっては元も子もありません、くれぐれも冗談の通じない人に対して否定的な内容の冗談を言わないようにしましょう。
また、冗談の通じない人は「自分のミスを認めたがらない」という傾向がありますので、ミスを普通に指摘、指導をしたりするのは上手くいかない場合があります。
難しいかもしれませんが、優しく、なるべく否定的にならないよう、自らが気付いたと錯覚させるくらいのやり方が効果的です。
下手に出て持ち上げる
冗談の通じない人には傲慢な人が多く、周りを見下していることが良くあります。
基本的にはプライドが高く、人より上の立ち位置に居たいという考えなので、自分よりも弱い人間を取り込み、仲良くなる傾向があります。
(自分より愚かで小さい存在相手なら、余裕をもって接することができるので、ちゃんと冗談も通じてゴキゲンで笑っている!!という事もありえます。)
逆に自分よりも高位の存在が現れると、嫉妬してしまったり、余裕をもつことができず本来のポテンシャルも発揮できないダメ人間になってしまったりもします。
あなたがどのような関係性を求めているのかは分かりませんが、どうしても「友好的」な関係でありたいなら、自らの能力は隠し「いまひとつ」な人間を演じることをおススメします。
知ってても知らないふりをして質問したり、あえて間違ってみたりしてみましょう。
相手が調子に乗って教えてくれるようなら大袈裟に感謝し褒め称え、精いっぱいおだててあげて下さい。
普通に考えたら馬鹿にしてるんじゃないか?というくらい大袈裟でも構わなかったりします、冗談が通じないくらいに人の心が読み取れないのですから、やり過ぎかってくらい派手に持ち上げるようでないと、分からないかもしれません!
しかし、調子に乗せ過ぎて予定より「面倒な人間」になってしまう事もおおいですし、やってる側としても大きなストレスになりかねませんので、なにごともほどほどにしておくことが必要です。
ワガママな子供だと思う
冗談の通じない人に「自己中が多い」というのはなんとなく分かっていただけると思いますが、自己中心的な人の多くは子供のころから親に甘やかされて育っている傾向があります。
ですので、「冗談の通じない人=ワガママ(過保護に育った)」という図式も成り立っちゃうんですけど、これが案外当てはまるのです。
過保護に甘やかされて育てるというのは、親が子供の顔色を見てご機嫌を取っていたということで、子供の時から一番身近にいた大きな存在にそんなことをされていれば、マトモに育つはずがありません。
家の「王子様」や「お姫様」として立派に甘やかされたので、人の気持ちなどを考えられず、それこそ冗談の通じない人になってしまったというわけですね。
こういう人は、自分の思い通りにならない時や、対処できないような気分になった時にパニックや、ヒステリーを起こすことが良くあります。
そういった場合には「特殊な対応」が必要となるのですが、簡単なのは「ワガママな子供だと思って扱う」事です。
親御さんがやってこられたように(おもちゃを取られて癇癪を起す子供に対するように)、生温く見守り、過保護に扱ってあげて下さい。
そうすれば冗談の通じない人も気分がよくなり、こちらに心を開きやすくなるでしょうしコミュニケーションを取りやすくなります。
この方法も、前述のものと同じでやり過ぎは「より面倒なことに」なりますので、ご注意くださいね。
諦めて冗談は捨てる
結局のところコレが一番かもしれません・・・
冗談の通じない人と普通に会話してると(冗談をはさむと)、予想してないところで急に気分を害してしまう事があります。
この「予想できない」という部分が問題をややこしくしてるのですが、解決策はとっても簡単です。
世間話のような無駄な(本来は必要ですよ!)会話はなるべく避け、要件を手短に話しましょう。お笑い芸人ではありませんので、無理に笑いを取る必要はありません。
軽いコミュニケーションを心がけ、感情や感想は薄めにしてください。
長時間、同じ空間にいることは苦痛をともないますので、それも避けた方がよいでしょうが、どうしても避けられそうにない場合には、下手にこちらから会話をふるのはやめ、一つ来たら一つ返すくらいで頑張りましょう。
十分にお互いが慣れてきて、雰囲気的に許されそうであれば果敢にチャレンジしても良いかもしれませんが、無理をする必要はありません「何事もなくこの場を終わらせる」事のみに注力するべきです。
気をつけてくださいね
いかがでしたか?
世の中、冗談の通じない人はたくさんいます。
それぞれに特徴があり、原因も色々ありますが、あなたの周りにいる人はどんなタイプでしょうか?
こういう人もいるという事を忘れず、特徴や対策を理解してコミュニケーションを取れるようになれば、誤って大きな地雷を踏んでしまう危険も少なくなることでしょう。