何かと忙しい人間関係、なかでもマウンティングと呼ばれる行為は相手にするだけで無駄に疲れるものがあります。
テレビドラマやメディアなどでも取り上げられていたので、よく聞く言葉になったマウンティングですが、やってる人の心理っていったいどんななのか?もしターゲットになったならどう対処すればよいのか?などをご紹介していきます。
目次
マウンティングってなに?
最初にマウンティングがなにかおさらいしておきましょう。
マウンティングは英語で「跨る(またがる)」という意味の、「mount(マウント)」からきている言葉で、もともとは動物の習性を表す言葉でした。お猿さんの世界なんかで、相手にのしかかることで自分の優位性を示す事があるらしく、それを「マウンティング」と言ったそうです。
ようするに「各付争い」(かくづけあらそい)ですね。
社会的な生活をしていていれば、老若男女問わずどこにでもある話ですけれど、ドラマ等で話題になった「マウンティング女子」というのはより面倒な感じで、「相手を貶めて自分が上だとアピールする女子」って事になります。
いやー、本当に面倒ですねマウンティング女子!とくに嫌なのが分かりづらく馬鹿にしてくるやつ、褒めながら貶めるって器用すぎるだろっ!
あ・・・失礼しました。ちょっと興奮し過ぎましたね(汗)
マウンティング女子の心理って?
自分大好き!自己愛が強い
基本的にマウンティング女子は自分が大好きです。
そんな大好きな自分が人より劣ってるなんて認めたくありません。
実際にはアイデンティティの薄っぺらな人が多いのですけれど、それを認めることに耐えられないのです。
自分が上だと思う事柄についてはどんどん自慢しますし、そうでない分野なら、どうにかして粗を探し、イチャモンをつけて相手を下げようとします。
どうしても敵わないような相手だった場合は「有りもしない話」を使って、相手をハメることも有ります。
相手を下げることによって、相対的に自分が上になったと思い込むのです。。
自己愛や自尊心などを満足させるための、不器用な行動が「マウンティング」というわけですね。
実は自信がない
いやいや、だってあの人めちゃ自信満々だしっ!?
と思った人もいるでしょう、しかーし!
「偉そうで、さも自信ありげにしている」マウンティング女子も実際は自分にまったく自信がありません。
本当に可哀想なくらい中身のない薄っぺらい人間なのです。
本人は決して認めないでしょうが、本心ではそれを自覚していたりします、だからこそわざわざ序列にこだわり、人を見下すことで自分の価値を確認するのです。
本当に自信のある人は、他人への評価や、人からどのように評価されるかなんてこだわりません。しっかりとした自分を持っている人は、他人と比べることの無意味さを知っています。
マウンティングなどしなくても自然と下に人が集まってくるのが優れた人物というものです。
「本当は負けている」「そのままでは優位にたてない」といった意識がどこかにあるマウンティング女子は、その隠した劣等感を補うために今日もせっせとマウンティングに勤しむわけです。
支配欲が高い
女王様気質とでもいうのでしょうか、マウンティング女子は人を屈服させ、支配したいといった欲求が強かったりします。
狭いコミュニティでの序列は、それに参加している限りなかなか無視することができませんし、一度マウンティングを取られると、逆らい辛い状況になることも多いでしょう。
マウンティング女子にとって、自分を各上だと思わせ、完全にマウンティングをとった状態で、相手を思うがままに操るのはとても楽しい、至福の時間と言えます。
生殺与奪も思いのまま!!・・・は言い過ぎですが、当人の感じる「万能感」はどれだけのモノでしょう、一度作った「マウンティング状態」を維持するためにアレコレ画策し努力することも惜しみません。
マウンティングされたら?「マウンティング女子への対処法」
可能なら距離をとってなるべく関わらないのが一番なのでしょうけど、それができないから困ってるわけで・・・
なるべく標的にならないようにしつつ、それでも関わりが避けられない場合の対処法です。
マウンティングに繋がりそうな話題はしない
基本的にはあまり内容のある話はしない!って事になります(笑)
どうでもいいような話題を積極的に振っていくことで、マウンティングする隙を与えない作戦です。
天気の話や、テレビの話、芸能人のゴシップなど、自分の事ではない事柄がいいでしょう。
「なるべく自分の情報は話さない」というのがコツです。
自分に関係ない話題といっても、身近な知人に関するような内容も避けた方がいいです、噂話の類は独り歩きしますし、マウンティング女子にとってはご馳走ですから。
恋愛やファッション、家庭や仕事の話はマウンティングに繋がりやすいので、相手がそれらの話題を振ってきた場合は、自慢にならないようになるべく情報を抑えて話しましょう。
そして頃合いを見て話題を変えて下さい。
さらりと受け流す
どうしても付き合わざるをえないマウンティング女子がいる場合、悲しい人だなぁと憐れみをもって、生暖かい気持ちで「さらりと受け流して」ください。
相手の言う事に反論や意見があったとしても、それを伝えるのは避けた方がよいでしょう、マウンティング女子はお山の猿みたいなものですので、まともな会話なんてできるわけがありません。
タイミングよく相槌でも打ちながら「夕食のメニューでも考えてください」
自慢話は鬱陶しいですし、貶されれば腹も立つでしょうけれど、相手はそれをしなければ自分を保てない可哀想な子なので、大人の目線だったり、仏の目線だったり、とにかく物凄く「上から目線」で見てあげましょう。
(あくまで心構えのはなしですよ、態度には出さないでくださいね!)
反面教師として利用する
かなり面倒で、嫌な人間であるところのマウンティング女子ですが、全く持って利用価値が無いかというとそうでもありません。
行動や発言ににじみ出てくる「醜さ」や「ゲスさ」「傲慢さ」など気付いたところを心のメモ帳に残しておいてください。
場所はそうですね、「やってはいけないリスト」とかですかね(笑)
大人になると人から注意されることは少なくなりますし、自分を見つめなおしたりする時間もなかったりします。
自分でも気づかないうち、いつのまにか嫌な人間になっているかもしれません。
そんなとき、身近に嫌だなと思う人間がいるのでしたら、その人のようなことはしないでおこうと「反面教師」として利用しましょう。
よく観察し、分析することで、自分を高めることもできますし、マウンティング女子の扱いも上手くなってくるでしょう。
最後に
世の中にはいろんな人がいます。
個性も様々ですし、価値観だって色々です。
そこに「上」や「下」をつくり、威張ったり、へりくだったり・・・
そんなことに意味なんてありません。
大事なのは「お互いを尊重しあう」という事ではないでしょうか。
自分も知らないうちにマウンティング女子になっていないか、今一度考えてみてくださいね。